コラム
子どもの歯磨きQ&A 第一回
こんにちは。JUN歯科クリニックです。
今回は子どもの歯みがきについてお話させていただこうと思います。
まず、おすすめの歯のみがき方、回数について
1日2回以上、食後すぐ
がおすすめになります。
虫歯は食べかすの糖分がむし歯菌によって分解され、ねばねばしたプラーク(歯垢)と呼ばれるものが歯にくっつくことで発生します。
そのため、食べたらすぐに歯の汚れを落とすのが理想です。
以前は、「ご飯を食べた後は歯が少し溶けるため、もとに戻るのを待つために30分待ってから歯磨きしましょう」といった話もありましたが、わずかな成分を失うことを心配するよりも、歯磨きの習慣づけや、プラークの発生を防ぐためにも、食後すぐでよいでしょう。
もちろん、1日3回きっちりできるなら、それが理想的です。しかし、おでかけしているときやお昼ごはんの時は忙しくて磨くのが難しい子も多いので、朝と夜、1日2回磨くことを推奨しています。
【Point 1】 1日1回はていねいにみがく
毎食後にはみがきをするのは大事ですが、磨き方がよくないとあまり意味がありません。
夜は親が仕上げ磨きをする、フロスを使用するなど、1日1回はていねいにみがくようにしてみましょう。
【Point 2】 10歳までは仕上げみがきをする
6歳~10歳のころは歯がよく生え変わる時期で、歯みがきが難しいです。
また、生えたばかりの永久歯は虫歯になりやすいです。
そのため、理想的には全ての永久歯が生えそろうまで親が仕上げみがきをした方がよいですが、なかなか難しいため10歳くらいを目標に仕上げみがきをおすすめします。
【Point 3】 フロスで歯間をきれいに
フロス(糸ようじ)を使うと、歯ブラシが届かないような歯と歯の間の汚れを落とすことができます。
時間がない時は、つまりやすい場所、歯並びがそろっていなくてみがきにくい場所だけでもフロスを使用するとよいです。
いかがでしたでしょうか。
ぜひ参考にされてみてください。
また、歯みがきの仕方などで困っていることなどがありましたら、お気軽にご相談ください。